Take_J

武盾一郎 · @Take_J

30th Oct 2010 from Twitlonger

芸術労働者宣言からベーシックインカムへ

画家としてアーティスト活動を始めてから15年。現在42歳。
27歳という遅い年齢から、アートアカデミズムを経ず、ストリートから。

「労働」という単語が大嫌いでした。

なんでだろう?

労働とは「辛くて嫌なことを我慢してやるもの」というイメージだったのでしょう。
一生のうちに最も長い時間を、なぜ人は辛くて嫌なことに捧げるのだろう?
生きているって、それじゃあどういうことなんだ?
そんなふうに思春期は考えていたのでしょう。

淡々とコツコツと孤独に報われず毎日働く「労働」のイメージは恐怖の地獄絵図だったのです。
そんな人生だけは歩みたくない、と思ったものです。


ところが、現在、思春期に描いた「恐怖の地獄絵図」にピッタリとはまってしまう毎日を過ごしているのです。
毎日、ひとりで、コツコツと報われるかどうかもわからない絵を描いているのです。

人生とは不思議すぎます。

これこそ僕のイメージした「労働」。

「僕はれっきとした労働者ではないでしょうか?」

と投げかけることによって、
「全ての営みは労働である」
ということが浮かび上がらないだろうか。
ということです。


『芸術労働者宣言』
https://docs.google.com/document/edit?id=1A0Tf87in_GANG_WsChJRbo50u9zVYKO3Rx0ZCgJowpI&hl=ja
(日刊デジタルクリエイターズ:画家よ生きてくれ!クリエイティヴ・レイバー(芸術労働者)宣言(2010年9月8日)を一部修正)

『Art(ist)とベーシックインカム(前編)』(2010年10月21日)
http://bijp.net/site01/mailnews/article/220
『Art(ist)とベーシックインカム(後編)』(2010年10月29日)
http://bijp.net/site01/mailnews/article/221
(BI・実現を探る会:BIメールニュース)

『シラフで再考「ベーシックインカム」』(2009年6月10日)
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090610140500.html
(日刊デジタルクリエイターズ)

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