Yajirushi_P

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28th Nov 2010 from Twitlonger

初めまして、VOCALOIDを使用して作曲をしている←P(やじるしぴー)と申します。自分はtheGazettEが大好きです。ライブにも何度か足を運ばせて頂いています。
ライブを見て皆さんに憧れ、皆さんと同じ舞台に立ちたいと思い、高校を卒業して田舎を離れ、音楽の専門学校へ通いました。未成年の歌詞に強く共感したのを覚えています。
皆さんがどれだけの苦労をして今の位置に居るのかも、初期の方から聞いていた自分としてはそれなりに分かっているつもりです。いえ、そう言い切っては失礼かとも思いますが・・・。
自分が経験する事のなかったような、血のにじむ努力があったものと思われます。
そのくらいの覚悟を決めて自分も音楽を目指したのですが、とある理由でプレイヤーの道を諦めざるをえなくなりました。バンドも解散し、自分一人では何もできなくなりました。
ですが、音楽は続けたかったのです。自分はベースを弾きたかったので、自分で歌を歌う事は考えていませんでした。ですが、歌ものがやりたかったのです。歌詞のある曲が作りたかった。そんな自分にはVOCALOIDは本当にありがたいものでした。
作曲に関しては全くの素人のでしたが、それでも自分の曲が、沢山の人に聞いてもらえた。まだ音楽を続けられると思えると、幸せでした。
確かに肉声に叶うことはないかもしれません。しかしVOCALOIDを使って曲を作っていた事で、沢山のボーカリストさんとも知り合う事ができました。その方たちに曲を書いたりする機会も貰うことができました。
皆さんと同じ舞台に立つ事は叶いませんでしたが、皆さんと同じように、沢山の素晴らしき仲間を持てた事は、VOCALOIDの世界に入っていてよかったと思える理由の一つです。
「それならばそのボーカリストに歌を書き続ければいい」と思われるかもしれませんが、なんでしょうか、この界隈に愛着が沸いてしまいました。プロの作曲家の方々がVOCALOIDの世界に進出してきた時も、そんな人たちと素人が比べられるこの界隈が面白いと感じました。何より自分と同じような境遇の方たちに、このVOCALOIDというソフトの可能性を示し続けたいと思ったのです。
外から見たら「奇妙な文化」であるとは思います。ですが、そんなVOCALOID作品を、色々な方がそれぞれの思いで製作している。こんな機械の声が沢山の人に聞かれ始めたのは、そういう人たちのおかげなんだと自分は思っています。
声が違うだけで、作品に対する思いは皆さんと変わりません。一人では実現できなかったその作品を、VOCALOIDというソフトが実現させてくれ、それをネットを通じて沢山の方に聞いてもらえるようになった事を、自分は純粋に嬉しく思います。
長文失礼致しました。最後に、個人的なオススメの作品を残しておきます。

鬱P「害虫」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm10481957
ピノキオP「ボーカロイドのうた」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm9410950

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