これでわかるかな。NTT、光回線最大4割値下げ 来春メドに新料金
NTTは来年4月をめどに光ファイバー通信回線サービス「フレッツ光」の料金を最大で4割近く下げる方針を固めた。他社に光回線を貸し出す際の卸料金である「接続料」も今後3年で25%程度下げる方向で調整に入った。日経新聞朝刊が29日報じた。

現在、国内の光回線の普及率は全世帯の3割にとどまっている。2015年までに高速通信回線を全世帯に普及させる「光の道」構想の検討で、政府などからNTTの利用料の高さが光回線の普及や他社の新規参入を阻害しているとの声が出ていた。政府は普及が進まないと経営形態の見直しを再検討する方針を今月14日にまとめたばかり。

新料金は基本料が月3000円前後で、インターネットを1日に十数分程度もしくは週末しか使わない人はこの料金で収まる。通信量が増えると料金が上がる従量制だが、上限5800円前後に収まる方向で調整している。NTT東日本が来年4月ごろ、同西日本も来年中に始める。

フレッツ光の既存加入者1454万件(11月末)のうち1割弱が月3000円の範囲内に収まるとみられ、同3割は新料金の方が得になりそう。常に動画を見るなど利用量の多い顧客向けに月定額5200円(税抜き、戸建て向け)の現行料金も併存させる。

また、他の通信会社への回線貸出料である接続料で、NTT東は光ファイバー一単位当たり4610円の現行料金を11年度に約3900円、12年度に約3700円、13年度に約3500円と段階的に下げる。NTT西でも、現在の4932円から13年度には3900円台にする。

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