butainunana2

yuri · @butainunana2

30th Dec 2010 from Twitlonger

2010年展覧会ベストをつぶやきます。

・企画構成が秀逸で印象に残った展覧会
国立新美術館「ゴッホ展」
東近美「いみありげなしみ展」
都現美「装飾展」
ブリヂストン「セーヌ川の流れに沿って展」

作品の新しい切り口を見出すことができた展覧会。学芸員さんの手腕に拍手したい。特に、今年は常設展に多く通ったのですが、その中でも作品をどうテーマ付けるかがきちんと成立していた東近美の企画展はすばらしかったです。


・観たかった作家が一同に観られて印象に残った展覧会
Bunkamura「レンピッカ展」
川村記念「バーネット・ニューマン展」
国際美術館「荒川修作初期作品展」
千葉市美術館「田中一村展」

気になっていた作家の作品を一同に観る機会に恵まれた展覧会。特にレンピッカは実際作品を観たのは初めて。まとめて観ると、作家の個性やテーマ性、くせや人生観まで感じ取ることができるので、すごく深く学べるいいチャンス。田中一村展はその作品数の多さと作品のパワーに圧倒でした。


・作品とうれしい再会を果たした展覧会
国立新美術館「オルセー美術館展」
金沢21世紀「フィッシュリ&ヴァイス展」

以前訪れた海外の美術館の作品を日本で観られるのはやはりうれしい。なかなか頻繁に作品に会いに行けない中、オルセー展は、よくぞこの点数日本に来てくれたなと感動した作品展。実際現地に行ってもナビ派の作品などは見落としてしまいがちなのを、今回はあえてクローズアップして展示されていたのでじっくり学べることができました。普段ボランティアをやっていると、長く作品と関わることも多いので、そういう意味で「フィッシュリ&ヴァイス展」での再会はうれしかった。


・新たな分野を知る機会に恵まれた展覧会
国立新美術館「ルーシー・リー展」
県民ホールギャラリー「泉太郎展」
ワタリウム「藤本壮介展」

今年は、絵画やデザイン部門だけではない新しい分野の展覧会にも随分行くことができた。この3つの展覧会、行ってみてとても感化されることが多く、行った先で随分興奮して観てた気がします。ルーシー・リーは女性としてとても共感することも多い反面、その感性のするどさがうらやましいと思いました。


・番外編
あいちトリエンナーレ 長者町繊維街会場

地域密着型のアートイベントが増えた今年、今回のこの展示会場での作品はとても印象に残るものばかりでした。サイトスペシフィックを再考したきっかけに。横浜に関わるものとしては悔しいくらい、趣きある場所を活かした企画構成。アシスタントキュレーターの吉田さんへの賛辞も込めて。

10以上選んでる。。 すみません。

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