# 15 1000 Deaths
このアルバムの前にシングルカットされて賛否が二分された作品。私は個人的に大好きなんだが、最初と最後をこういうトラックで固めた所にDから我々への挑戦めいたものを感じる。がっつり歪んだハードロック的ギターサウンド、(ただリフのヌチャっとしたニュアンスはD独特の黒さを感じる。)16でマシンライクに鳴らされるドラム。8の裏拍で4小節フレーズで鳴り続けるシャッター音的なサンプリング。ひたすらボボボボボボbとリズムを後ろに引きずり倒しては突然姿を消すベースライン。不意に入るスラップとシンセの音、終盤の金切り声のような電子音。曲の中間で呟かれ続けるDのリリックは色々な効果が切り替わってコーラス後の叫びまで運ばれていく。全てがぐちゃーっと襲いかかって来るが、確かに背景にはソウルを感じる。現代の間違って定着したイメージではあるかもしれないが、ゴシック的な雰囲気も感じてしまう。というよりVoodooのような呪術性か?
次のアルバム「JAMES RIVER」に期待大。

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