インタゲ導入やらなんやら、「マイルドなインフレを・・・」ということを言うと必ずって言っていいほど「そんなことしたらハイパーインフレが・・・」という反論が、特にテレビではありますよね。元内閣府だかの大塚某とかいう議員はそれが口癖じゃねぇの？って言っていいくらいな気もする。

じゃあ、その「ハイパーインフレ」って何なのよ？っていつも突っ込みたくなるんですけど。

ハイパーインフレ　年率13000%のインフレ。

どうやったらそんなインフレが今の日本で起こるんでしょうかね？？
ちなみに、太平洋戦争後の日本を襲ったインフレも年率では60%弱。

歴史を見てみると、第1次大戦後のドイツと数年前のジンバブエで起きてるんですが、それと今の日本と比較してみると・・・

ハイパーインフレの起きる条件はざっくり言うと以下の厳しい条件を満たす必要あり。

①　生産設備、流通網の徹底的な破壊
②　短期かつ急激な労働力不足の発生
③　大量の紙幣発行


では、第1次大戦後のドイツはどうだったのかな？

①　フランス軍によるルール工業地帯の占領
②　フランス軍の占領に反対する大規模なストライキ
③　戦時賠償金返済のための大量の紙幣発行


次にジンバブエはどうだったのかな？

①　人種差別政策による白人資本の国外追放
②　人種差別政策による白人農業技術者の国外追放
③　高額紙幣の大量発行


んじゃ、今の日本はどうなんでしょ？？

①　不稼働の生産設備が余っています
②　失業率が高く、労働者は余っています
③　日銀の通貨供給は世界最低レベル

ある経済学者は以前、「日本で通貨発行だけでハイパーインフレを起こすにはどれだけ発行すればいいんですか？」の問いに「国民一人当たりに一億円以上配らないと無理」と即答してました。

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