hammer0127

濱中 猛 · @hammer0127

15th Jan 2011 from Twitlonger

こういうのがあるのはご存知ですか?

「国際貿易のトリレンマ」

以下の3項目のうち、2つを達成すると残りの1つは絶対に達成できない法則のことです。

①固定相場制
  金本位制やドルペッグ制
②資本移動の自由
  外国への投資、または海外から自国への投資の  自由
③金融政策の自由
  自由に通貨を発行したり、吸収したりする


現在の日本は変動相場制なんで①を捨てて②と③を選択してますね。

すっかり名前を聞かなくなった?ギリシャ。最近じゃあアイルランドやらポルトガルがいじめられてますけど、それらの国ってユーロを使ってますよね。
「ユーロも変動相場制じゃん?」って言われるかもしれませんが、金融政策はECBがやってます。ギリシャもアイルランドもポルトガルも自国の経済がダメダメになっても「独自の」金融政策は取れないんですよ。
要するに、ユーロを使ってる国々は①と②を選んで③を捨ててるってこと。
だから、PIIGS諸国(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)は自国の経済がダメダメになっても通貨を刷りまくることも利下げしての景気対策も打てないんです。

あくまで個人的な意見ですけどね、ここを見るだけでも日本とギリシャを同列に語るのはどうなのよ??って思うんですけど。
かつて破綻したアルゼンチンもドルペッグしてたし、ルーブル危機の時のロシアもアジア通貨危機の時のタイも管理通貨制度だったんですが、そこは一切スルーなんでしょうかね?

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