もう20数年くらい前のことだが…ぼ~っとNHKのドキュメントを観ていてビックリしたことがあった。中国のレポートだったが、ある沿岸部の「成功した」ムラがあって…地区の共産党幹部がムラに乾麺の工場を建てた…んで当時はインスタント麺は珍しく、メガヒットとなった。んで村人は一切労働しなくても、ムラから高級住宅を与えられ、悠々自適の生活を手に入れた。んで工場で誰が働いていたかというと内陸から出稼ぎに来た人たちであった。彼らはムラが用意した寮で生活し村人の優雅な生活を横目に見ながら日々労働に勤しんでいた。こりゃ現代の中国版アパルトヘイトではないか…と当時思ったのだが…現在このムラがどうなったのかは判らない。流民の革命(1949年の革命も元々は流民が主力)が起きるのではとも思ったのだが…。その後中国の経済発展目覚しくそのような制度が許されているのかは知らない。先ほどツイートしたようにやはりTPPの狙いは【移民】である。しかし、移民労働者を現在の派遣労働者と全置換したとて、現在の派遣労働賃金の半分程度の賃金で雇ったとしても、寮生活は余儀なくされるだろう。当然食事なども寮で取るしかない。なぜなら円高を利用した賃金なのだから、外で食事は高くて取れまい。しかし…外には日本人のフツーの暮らしが垣間見える。これは日本版アパルトヘイトなのではないか。…もっとも街には派遣労働すら奪われる日本人が続出することになるのだろうが…。やはりTPPを最初に考えた時の仮説は当っているようだ。【棄民政策】だ。

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