zebra_masa

masa · @zebra_masa

21st Mar 2011 from Twitlonger

福島第一原発の大前提1:震災後に第一原発の、予備電力を含む電力、取水ポンプからなる冷却システムがすべて失われていた事実を知っている人はどのぐらいいるんだろうか。この事実を知っているかどうかで、政府、保安院、東電のその後の対応に対する評価はまったく異なる。

福島第一原発の大前提2:見た限り、一号機の水素爆発後の12日の会見で枝野官房長は、冷却システム完全喪失の事実にまったく触れていない。つまり、意図的に隠そうとしたのでない限り、彼の頭の中では、震災の影響でたまたま一号機だけが異常をきたし、他は正常という認識であったと考えられる。

福島第一原発の大前提3:しかし、第一原発の1~6号機の冷却系が完全喪失したことを踏まえれば、一号機のシーベルト値の異常上昇、水素爆発は事の始まりであったことが分かる。事実、1~6号機すべてに問題が発生した。

福島第一原発の大前提4:問題は、東電はなぜ1~6号機の冷却系の全喪失を隠したのか(モニターできていたはずで、知らなかったは考えられない)。この事態で彼らが直ちにすべき事は全機の電源と注水系の回復であったはずだ。しかし、やられた形跡がなく、1週間もたって外部電源接続を持ち出した。

福島第一原発の大前提5:放射能の問題が入るので問題がややこしくなるが、原子炉を維持するシステムだけを考えれば問題は単純。冷却システム(注水、濾過、排水)の維持につきる。第一に重要なのはその動力(電力)であり、注水系のポンプが失われたのなら、その代替物を用意するだけ。

Reply · Report Post