原発は危険に決まってますが、建前上、安全だといわなければ造ることができなかった現実に問題が。

危険だけど、経済効率を考えて安全に精一杯気を付けて使いたい─というのが東電の本音でしょうし、世間もそれを容認していたのではないでしょうか?
安全だと言ってしまうとその手前、できなくなることもあるはずです。あまり厳しく運用すると、やっぱり危険だからじゃないのか?という疑念が湧きます。そういう疑念を起こさないために安全基準や対応が緩くなっていった可能性はあります。

地元の住民は怒っていますが、原発を本気で安全だと思っていた人はいないはずです。飴をしゃぶらされ、安全だと信じ込もうとしていたのだと思います。

これだけの騒ぎになると、もう新規に原発を造ることは非常に難しい。安全率を高くし、飴も大きくしなければならなくなると、コストも高くなり経済性も悪くなります。

今週の週刊文春の端っこに書いてあったのですが、日本の電気料金は米国や韓国に比べると約3倍も高い─とセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長がいってるそうです。こういうことはもっと大々的に報じてもらいたいものです。特に大新聞やテレビで。

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