昔、こんな夢を見ました。映画のようなリアルさだったので良く覚えています。

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夢の中で私は一匹のリスになっていました。

そのリスは大変賢いリスで、木の実を集めるのが得意でした。最初は自分で木の
実を見つけていました。そのうち、木の実の集め方を教えて、一部をもらうよう
にしました。木の実はどんどん増えていきます。ついには、木の実を他のリスに
貸して、あとで木の実を返してもらうことにしました。木の実はますます増えて
いきました。とうとう、リスは、木の実に押しつぶされそうになりました。

そこで、リスは、森の神様に尋ねました。
「いったい、私は何のために木の実を集めていたのでしょうか。だんだん、わか
らなくなってきました。」

森の神は答えました。
「森はね、君たちリスが、木の実を地面に埋めることで広がっていくんだ。だか
ら、集めた木の実を地面に埋めることだよ」

リスは次の日から一心不乱に、森のはずれの空き地に木の実を埋め始めました。
来る日も来る日も木の実を埋め続けました。何度かの春が来て、ある日とうとう
リスは冷たくなって地面に倒れました。やがて、またいくつかの春が過ぎて、リ
スが生きてきた頃の仲間達は、鳥も熊も皆死に絶えてしまいました。

さらに、何十回目の春が森にやってきました。その森は以前の森とは、変わって
いました。森の空き地は、立派な森に変わり、森は元の大きさの何倍にも広がっ
ていました。

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