日本人で初めてブルゴーニュ ワイン委員会公認ブルゴーニュワイン インストラクターになることができたご報告です。

この制度は、1週間のボーヌでの研修を受け試験をパスしたワイン教育者に与えられるもので、現地での飲食宿泊はじめ講習費はBIVB負担で、ボーヌまでの交通費を各自が負担するものです。

2009年から始まったようですが当初はヨーロッパ中心で、去年は日本のワインスクールにも募集案内がありました。私もエントリーしましたが、日本からは一人も通らなかったそうです。今年も募集があったので応募しましたが、A4で6ページ分くらいの過去やこれから何ができるかの英語の職務等経歴書、WSETなどの認定書やこれまで出した本や雑誌の写真を提出し、Webでの驚くほど難しい試験などを受けました。

今年は日本から何人エントリーしたかは分かりませんが、参加してみたら日本人は私1人でした。各国(または各地域)から1名ずつで、毎回11名枠のようです。国又は地域ごとに1名しかおかないという方針らしいので、日本人第2号がいつになるのかわかりません。今年の英語クラスは東アジアが多い年だったようで、韓国、台湾、中国、香港、タイ、マレーシア、カナダ、フランス、さらにUSだけ西海岸と東海岸から1名ずつでした。

6月6日月曜から10日金曜まで毎朝8時(早いと7時半)から、夜23時くらいまで、座学と畑やドメーヌの見学と、生産者とともに食事しながらのワインと料理のマッチングの体験がめいっぱいでした。

11日土曜日は修了試験で、60問の筆記式テストと6本のワインのフリーコメント、さらにそのうちの1本を全員にたいして5分間プレゼンテーションするというものでした。かなりのプレッシャーでしたし、選択肢ではなく筆記式なのでスペルミスが心配でしたが、なんとかパスできました。某国のソムリエ・コンテストNo.1のソムリエ含め2名が落ちてしまいました。彼らの落ち込みぶりをみると、素直に喜べない感じでさえありました。過去も毎回2~4名がパスできていないようです。

これからは、年12回以上のブルゴーニュワインのセミナーを行い、その報告も義務づけられています。また3年ごとに更新のためのセミナーを受け、試験に通らないと更新できないとか。早速アカデミー デュ ヴァンをはじめとして、ブルゴーニュ ワイン セミナーを充実させたいと思っています。

研修中の一部はtwitterでつぶやきましたが、まとめてご報告します。

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