個人的ネタメモ。










「――もう死ぬしかないじゃないっ!」
そう叫んでほむらちゃんに銃を向けたマミさんを――私が殺した。

「貴女は悪くないわ」

「貴女はただ
 私を助けようと
 してくれただけ」

ほむらちゃんはそう言って私を抱きしめてくれる。

「――それでももし
 それが罪だというのなら
 私が一緒に背負ってあげる」

抱きしめて、そう優しく慰めようとしてくれるほむらちゃんに、
私はなにも言えなくて、ただその優しさに甘えてしまい、
こぼれる涙を抑えきれなくなった。

「だいじょうぶ……
 なにがあっても私があなたを守ってみせるから」

そう言ってほむらちゃんは私の頬を流れる涙に口づけをしてくれる。
そうして流した涙をぬぐいさったほむらちゃんの唇が離れようとした時、
私はつい、ほむらちゃんの唇に自分の唇を重ね合わせてしまった。

「―――っ?!」

突然の私の行動に、あのほむらちゃんがめずらしくビックリした顔で硬まった。
あは、なんだか可愛い……そう思うと同時に、これまでのほむらちゃんの
私に向けての言葉や行動が、全部愛おしくなって、私は―――









―――目が覚めた。
あれからいったいどれだけ時間が過ぎたんだろう。
いま、私の隣ではほむらちゃんが可愛い寝息をたてて眠っている。

ほむらちゃんは、私を守るって約束してくれた。
その言葉にウソは感じない。
ううん、そうでなくても、ほむらちゃんは私をもうすでに“孤独”から守ってくれてるんだ。
だから、もう何も怖くない――



――ううん、嘘。
怖いよ、ほむらちゃん

ほむらちゃんがいるから
今は私は怖くないけど
貴女がいなくなったら……
私はもうひとりぼっちなんだよ

それに怖いの
いつも私の傍にいてほむらちゃんが守ってくれるということは
私が魔女になっちゃったら、きっと最初に襲っちゃうのはほむらちゃんになっちゃうんだよ
そうしたら貴女を傷つけちゃうかもしれない
殺しちゃうかもしれない
たとえ二人一緒に魔女になっちゃったとしても
それで貴女を傷つけたりしたくない

それが――怖い

だから、これはそのための保険。
少なくともほむらちゃんだけでも無事なら魔女になる前に私を殺してもらえるだろうから。

――そうすればきっと、私が貴女を傷つけずに済むはずだもの。

















――ううん、それもウソ。

ほんとうは、ただ、ほむらちゃんに生きてて欲しいだけ

ただそれだけが――いまの私の願い事だもの

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