「韓国、来年から口蹄疫ワクチンの生産国になる」(7/26 聯合ニュース)
http://www.yonhapnews.co.kr/economy/2011/07/25/0302000000AKR20110725138400002.HTML

最近、口蹄疫ワクチンの「まずはメーカー」5社を選定
(ソウル=連合ニュース)キムビョンス記者= 早ければ来年から韓国も口蹄疫ワクチンの生産国となる。

 農林水産食品部傘下の農林水産検疫検査本部は、来年以降の口蹄疫ワクチンの国内生産と供給のため、外国のメーカーから口蹄疫の抗原を輸入し、ワクチン製造技術の移転を受け、国内での生産を推進する「まずはメーカー」5社を選定したと26日明らかにした。

 今回、まず製造メーカーに選定された業者は、KBNP㈱(KBNP, INC.)、緑十字動物医薬品㈱(GCVP)、㈱大成微生物研究所(DaeSung Microbiological Labs.)㈱ジュンアンベクシン研究所(CAVAC)、㈱コミバム(Komipham International)など。

 これらの企業は口蹄疫ワクチン製造企業である英国のメリアル、オランダのインターベットから抗原とアジュバンド(筋肉注射でワクチンを注射したときに、吸収が進行するようする油乳剤)の輸入、ワクチンの製造技術の移転交渉を開始することができる資格を有することとなった。農食品部は、これらの企業が技術移転を通じて、半製品の状態で輸入した口蹄疫ワクチンを完成品にし、効能を検証して問題がない場合、最終ワクチン製造業者として決定することになる。

 韓国の一年間の口蹄疫ワクチンの所要量は、3500万~4000万頭分である。口蹄疫ワクチンの価格は、ウイルスのタイプが1つの場合は1ドル、3種類のウイルスの混合型である場合に1.5ドルに達し、市場規模は、最小350億ウォン、最大600億ウォンの市場に達する見通しだ。農食品部関係者は「口蹄疫ワクチンを国内で生産すれば価格が安いだけでなく、安定的に供給が可能だという長所がある」とし「しかし、技術移転の水準が期待に達することができなかったり、完成されたワクチンの価格が高すぎる場合は、口蹄疫の国内生産の推進が難しい場合もある」と指摘した。

 一部では、政府が「口蹄疫清浄国」を目指しながら、口蹄疫のワクチンを国内で生産するのは矛盾する側面があるとし、「口蹄疫清浄国」という目標に達することが難しいということを認識すること、または非効率的な投資に終わることもあると指摘する。

 反面、韓国が口蹄疫清浄国を目指すが、周辺国で継続的に口蹄疫が発生しており、短期間にこれを完全にブロックすることは事実上不可能だという現実を認め、早々に口蹄疫ワクチンの生産能力を備えることが必要という主張も出ている。これについて、検疫検査本部の関​係者は「最初から完成品を製造する場合は、ウイルスを培養する必要があるため、徹底的な検疫やセキュリティが必要だが、ワクチンの半製品を輸入して完成品を製造する場合は、ウイルスを培養する必要がなく、管理がはるかに容易だ」と述べた。

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