『日豪EPA 会合開始 TPPに向けた譲歩注意』|日本農業新聞4月24日

 日本とオーストラリアの両政府は23日、日豪経済連携協定(EPA)交渉の第15回会合をオーストラリアの首都キャンベラで始めた。日本は、小麦や牛肉、乳製品、砂糖、米などの重要品目を守ることを求める2006年の国会決議に基づき交渉する。

 一方、オーストラリアはこれまでの交渉で、農業の重要品目の関税撤廃を強硬に求めており、両国の隔たりは埋まっていない。歩み寄りに向け、同国が柔軟な姿勢を示すかが焦点だ。会合は27日まで。

 またオーストラリアは日豪EPA交渉での大幅譲歩を、日本のTPP交渉の参加条件にしている。TPP交渉に参加するため、日本政府がEPA交渉で過剰に譲歩する可能性があり、注意が必要との声がある。

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