『TPP 絶対認めぬ 衆院議員会館前 青年部員座り込み』|日本農業新聞4月25日

 全国農協青年組織協議会(JA全青協)は24日、東京・永田町の衆院第二議員会館前でTPP交渉参加に断固反対する座り込みを行った。全国からJA青年部員ら約100人が集結。青年部員らは「農業だけでなく、地域経済や社会全体に深刻な影響を与える」と、地域農業の担い手の立場からTPP交渉参加断固阻止を行動で訴えた。

 青年部員は、それぞれ「TPPは農家だけの問題じゃない」「TPP断固反対」「なぜTPP?」などと書いたのぼり旗や手作りの看板を掲げ、衆院第二議員会館を取り囲むように約150メートルにわたって歩道に座り込んだ。

 全青協の牟田天平会長は「農繁期でそれぞれ非常に忙しい中、青年農業者が全国から集まった意味は非常に重い。TPPを次世代の子どもたちに残さないよう最後まで全力を尽くす」と、TPP交渉参加断固阻止を貫く決意をあらためて表明した。遠藤友彦副会長は「豊かな農村を守り、日本の未来を自分たちの手でつくるためにも、皆で一緒にTPP交渉参加断固阻止を訴えていこう」と連帯の気持ちを示した。

 激励に駆け付けたJA全中の萬歳章会長は「お互いに全力を出し合い、TPP交渉参加を阻止して日本の食と農を守ろう」と呼び掛けた。

 この後、国会議事堂に向かって参加者全員で「TPP交渉参加断固反対」「日本の食とくらしを守れ」と気勢を上げた。全青協は25日も同じ場所で座り込みを行う。

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