『中国・東南アのFTA加盟へ 香港』|日本農業新聞5月1日(時事通信4月30日)

 【香港時事】香港紙・星島日報は30日、消息筋の話として、香港が年内にも東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の自由貿易協定(ACFTA)に加盟する見通しになったと報じた。香港は長年重点を置いてきた欧米市場が低迷していることから、今後はASEANなどの新興市場開拓に力を入れていくとみられる。
 
 同紙によると、ASEAN側は既に香港の加盟について検討作業を開始。作業は8月に完了する。シンガポールが態度を保留しているのを除けば、ASEAN各国は香港の加盟に前向きな反応を示しているという。
 
 また、4月下旬にベトナム、マレーシア、タイの3カ国を歴訪した香港の曽俊華財務官(閣僚)は29日の公式ブログでACFTA加盟の意向を3カ国に伝達したことを明らかにした上で、「できるだけ早く実現するよう希望する」と述べた。

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