『日中韓FTA 年内交渉開始を 経済貿易相会合で合意』|日本農業新聞5月13日(時事通信5月12日)

 【北京時事】当地で開かれた日中韓国経済貿易相会合は12日、自由貿易協定(FTA)の年内交渉開始を目指すことで合意した。



 野田佳彦首相は12日、日中韓3カ国首脳会談に出席するため、羽田発の政府専用機で北京へ出発した。13日に行われる会談で、日中韓による自由貿易協定(FTA)の年内交渉開始を目指して協議する。
 
 出発に先立ち、首相は公邸前で記者団に対し、日中韓FTAについて「交渉開始の合意をするよう議論したい」と表明した。
 
 日中韓首脳会談は2008年から、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の際に開かれるものとは別に毎年開かれており、今回が5回目。中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領が出席し、環境、防災、人的交流など幅広い分野の協力について討議し、成果を取りまとめた共同文書を発表する予定だ。
 
 首相は滞在中、温首相、李大統領との個別会談や胡錦濤中国国家主席との会談を調整している。14日午後に帰国する。

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