『経済連携推進で一致 日韓首脳が中国主席と会談』|日本農業新聞5月15日(時事通信5月14日)

 【北京時事】野田佳彦首相と韓国の李明博大統領は14日、北京の人民大会堂で、中国の胡錦濤国家主席と約40分間会談した。13日の日中韓首脳会談で3カ国がFTAの年内交渉入りで合意したことを踏まえ、経済連携を推進していくことで一致した。
 
 胡主席は13日の首脳会談について「重要な合意に達し、成果を収めることができた。2人の努力に感謝する」と表明した。これに対し首相は、経済成長著しいアジア太平洋地域で「日中韓の連携強化が不可欠だ」と指摘。FTAに関し「地域の繁栄と安定に資すると確信している」と述べた。
 
 李大統領も「FTAが締結できれば世界のどの地域のFTAよりも肯定的評価を得ることができる」と意義を強調した。
 
 3首脳は核実験強行の構えを見せる北朝鮮をめぐる情勢についても意見交換したとみられる。

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