『9カ国妥結後再協議しない TPPで米国交渉担当者』|日本農業新聞5月15日(時事通信)

 【ダラス(テキサス州)時事】米テキサス州ダラスで開催中のTPPの第12回拡大交渉に出席している米国の交渉担当者は13日、記者団の取材に応じ、米国やオーストラリアなど9カ国が進めている交渉の妥結後、日本などが交渉に参加しても「合意済みの内容の再協議には応じられない」と語った。
 
 米国、オーストラリアなどは年内の交渉妥結を目指し、21分野で合意の法的文書を進めている。
 
 日本がTPPでの貿易自由化のルール作りに参加するためには、各分野の協議妥結前に9カ国からの承認を取る必要があるとの認識を示したものだ。
 
 一方で、TPP交渉への参加方針を示している日本とカナダ、メキシコの3カ国について、「(既存の交渉参加国による交渉妥結前に)参加が認められる可能性はある」と指摘した。

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