『執行部も議論参戦』|日本農業新聞5月18日

 TPPのメリットをめぐり、議員間で議論を始めた民主党の経済連携PT。17日の総会では、慎重派と推進派の激しいやりとりに触発され、普段は議事の仕切り役である吉良州司事務局長が、ついにTPP推進の立場から意見を表明した。
 
 吉良氏は、執行部が座る前面の「ひな壇」席から降り、一般議員の席に回って発言した。もともと「バリバリのTPP推進派」(慎重派議員)として知られる吉良氏。16日の総会でも「発言したい」という旨を同僚議員に漏らしており、「それならひな壇から降りるべきだ」とたしなめられていた。
 
 この日、吉良氏に代わって議事の進行を努めたのはPT事務局次長の舟山康江元農水政務官。吉良氏が議論に“参戦”したのを受け、「執行部も発言が許されるのなら」と、舟山氏らTPP慎重派の執行部も意見表明への意欲を示している。(鷹)

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