『TPP政府代表に大島元外務審議官』|日本農業新聞5月19日

 政府は18日、TPP交渉参加国との事前協議の責任者として新設した「政府代表」に、元外務審議官の大島正太郎氏(68)を充てる人事を決めた。大島氏は同日、内閣官房内閣審議官に就任した。
 
 大島氏は外務省経済局長、経済担当の外務審議官、世界貿易機関(WTO)などを担当する在ジュネーブ国際機関日本政府代表部特命全権大使などを歴任。またWTO一般理事会議長を務め、WTO交渉を2004年に「枠組み合意」に導いた。今年4月までWTO上級委員を務めた。
 
 大島氏について藤村修官房長官は、同日の記者会見で「わが国の経済外交の中枢を担ってきた」と評価。このタイミングでの任命については、4月30日の日米首脳会談で日米間の事前協議を引き続き前進させることで一致した状況を踏まえ「さらに協議を進めていく上でハイレベルの政府代表の任命が適当で、この時点での任命となった」と述べた。交渉参加の是非の判断などについて「いつまでにと期限があるわけではない」とした。
 
引用者注:内閣官房HPの該当ページ⇒ http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201205/18_a.html

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