『日本の交渉参加 前向きな対応を 豪外相に玄葉外相』|日本農業新聞5月19日

 玄葉光一郎外相は17日夜、東京都内の外務省飯倉公館でオーストラリアのカー外相と会談し、「日本のTPP交渉参加に向けた協議で、オーストラリアの前向きな対応を期待する」と述べた。TPP交渉に参加するには交渉参加9カ国から同意を得る必要がある。玄葉外相の発言は、日本のTPP交渉参加を目指したものとみられる。
 
 オーストラリアは、日豪経済連携協定(EPA)交渉で重要品目への配慮を求めている日本が、関税撤廃を原則とするTPPの自由化水準を満たせるかを疑問視。日本のTPP交渉参加に同意していない。日豪EPA交渉での大幅譲歩を、日本のTPP交渉参加条件にしているとの見方もある。
 
 会談で両外相は、質の高い日豪EPAを目指し、日豪で努力することの重要性を確認した。カー外相によれば、日豪EPA交渉を進展させるため、同国のエマーソン貿易相が月内に来日するという。

※引用者注:外務省HPの該当ページ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/5/0517_05.html

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