原子力規制委員会の記者会見から「赤旗」排除撤回を表明した原子力規制庁の定例ブリーフィング(10月2日)での発言は以下の通り。


 ●規制庁次長 〔…冒頭略…〕赤旗の扱いにつきまして1点ございます。いままで記者会見の参加につきまして、機関紙…政党の機関紙については、ご遠慮いただいておりましたけれども、一律に扱うのではなく、これまでの会見への参加実績等を勘案して判断することといたしました。なかでも、「しんぶん赤旗」については従来から事実上、保安院等の記者会見等に参加されていたということを考慮して、規制委員会として、これまでと透明性が後退したといわれるのは私どもも心外でございますので、参加要請に応えることとしたいというふうに考えたいと思います。
 この原子力規制委員会、9月の19日に発足いたしまして、新しい事業、それから新しい人たち、それから新しいオフィスということで、大変試行錯誤をしておる段階でございます。その段階でいくつか改善すべきこと、あったと思います。前回の記者会見でも改善すべきことは改善していきたいということでございまして、この件につきましても、こういう形で対応させていただきたいというふうに考えてございます。

 ●質問 赤旗の件、もちろんこれはもうすごく納得いく結論なんですが、こういった対応を改めるのに関して、言いだしっぺといいますか、スタート点は規制委員側からあったのか、事務方の規制庁側から上げたのか、決定過程をもう少しくわしく。

 ●規制庁次長 もともと第1回目の会合で、規制委員会で記者会見に来ていただく報道機関というもののコードと申しますか、範囲についてお示しさせていただきました。そのなかでいくつかの分類があるわけでございますが、たとえば日本新聞協会会員である、あるいはそれに準ずるような実績のあるところ、こういうものがございます。一つ、じつは「しんぶん赤旗」については私どもの調査の不足もございますが、事実上、(政府・東電の)統合会見に出られていたであるとか、いうことを踏まえると、見直す必要があるというのは、じつは委員の方からもですね、ご指摘いただき、委員長からのご指示もいただいて、規制庁としても対応させていただいたと、こういう形でございます。

 (以下略)

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