流出経路の反対側でも高い放射線量測定 NHKニュース http://nhk.jp/N49A5tf9

福島第一原子力発電所で、タンクから汚染水が漏れ、海に流れ出たおそれがある問題で、流出経路とみられているタンクの北東側とはほぼ反対の南側でも、高い放射線量が測定され、東京電力は、汚染された土の回収を行う範囲を広げるとともに、汚染が及んだ範囲の特定を急ぐことにしています。

福島第一原発では、今月、4号機の山側にあるタンクから、高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れ、海につながる側溝を通じて、一部が原発の専用港の外の海に流出したおそれがでています。
タンクの周りを囲っているせきの北東側に取り付けられた、雨水を排出するための配管の弁を開いたままにしていたため、ここから汚染水がせきの外に流れ出たことが分かっていますが、今月22日、ほぼ反対側の南側にある弁の近くでも、周辺より高い、1時間当たり16ミリシーベルトの放射線量が測定されていたことが分かりました。

この弁も開けたままにしていたということで、東京電力は、ここからもせきの外に流れ出て、周辺の土にしみ込んだおそれがあるとして、汚染された土の回収を行う範囲を広げることにしました。
タンクから汚染水が漏れた原因や汚染が及んだ範囲は、依然、特定されておらず、再発防止や土や地下水の汚染の実態を把握するためにも、早期の解明が求められています。
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