makochan1969

浅野 真 · @makochan1969

28th Jul 2015 from TwitLonger

砂川裁判とは何か?
1957年7月8日に特別調達庁東京調達局が強制測量をした際に、9月22日に、基地拡張に反対するデモ隊の一部が、アメリカ軍基地の立ち入り禁止の境界柵を壊し、基地内に数m立ち入ったとして、デモ隊のうち学生や労働組合員23人が検挙され、うち7人が日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法違反で起訴された事件。
裁判では、憲法9条と駐留米軍の関係が争点となり、裁判所は、駐留米軍の合憲性を中心に審議した。
一審では、1959年3月30日に米軍駐留は憲法違反であり被告全員無罪との判断が示されたが(伊達判決)、同年12月16日、上告審で最高裁判所が統治行為論によって原判決を破棄したことから、逆転して1963年12月25日に7人の有罪が確定。
尚、2008年以降の研究により、伊達判決を早期に破棄させるため日米両国政府間で秘密協議がされていたことが明らかになっており、司法の独立性が担保されていたのか疑問視されている判決である。

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