★この時期に安倍首相と会食した藤原帰一教授は大した度胸だー(天木直人氏)

きょうの「首相の動静」欄を見て驚いた。

 きのう6月26日の夜7時14分から9時2分の二時間足らず、

藤原帰一東大教授が公邸を訪れて安倍首相と会食したとなっている。

 これが何を意味するかは明らかだ。

 いまや、護憲政党、政治家はもとより、

リベラルな憲法学者や国際政治学者から、

安倍首相に対する反発が一斉に湧き上がっている。

 それだけではない。

 国民の声である世論も軒並み安倍首相に対する支持率を下落させている。

 ついに、安倍首相と二人三脚である榊原経団連会長まで、

驕り過ぎだと批判せざるを得ないほど、その言動が目にあまる安倍首相だ。

 そんな時に、安倍首相に公邸に呼ばれて二人だけで会食するとは、大した度胸だ。

 もはや、藤原帰一教授はただの御用学者ではない。

 藤原帰一教授は、安倍首相が恩義を感じるほどありがたい、

もっとも価値のある御用学者になってしまった。

 北岡伸一教授とか田中明彦教授とか、

自他ともに認める御用学者ならばわかりやすい。

 しかし、藤原教授は、あの平和学の大家である坂本義和一東大名誉教授の弟子

という触れ込みだ。

 その弟子にふさわしい発言をしてリベラルメディアに頻繁に登場してきた。

 その藤原帰一教授が、憲法9条改憲に突っ走っている安倍首相の懐に入ったのだ。

 権力側につくことがそれほど魅力的だと言う事である。

 安倍首相の権力の使い方がそれほどうまいと言う事である。

 因みに、なぜか東京新聞と毎日新聞だけが、

首相動静欄に藤原帰一教授の会食の記述がない。

 首相動静欄の記述で、見落としということがありうるのだろうか。

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