#ポプテピピック 『POP TEAM STORY #6「第30期電脳戦第6話」に関する所感


14(水)のB級2組順位戦10回戦後、若手達と話した際に視聴アニメの話になり、見事に昇級を決めた千田翔太六段が『ポプテピピックのみ視聴』だと言っていた。青木純監督には、『クソアニメ』として将棋普及の肥やしとなって頂くべく、次挿話では千田六段を監修者に勧めたい。

本話はニコ動公式で拝見した。 公式戦では、25手目先手▲3五歩で現在126戦54勝72敗だ。後手の先例は全て△同歩▲同銀△8五歩で、直近では'16/12/14(水)の第75期順位戦B級2組8回戦・▲先崎学九段○VS澤田真吾六段がある。未見の方は名人戦棋譜速報でご確認あれ(ダイマ)。

26手目後手△4四歩は受けの形だが、一手損角替わりでも△8四歩から反撃を狙う展開に相応しくない。△4五歩で先手の右銀を撃退できたが保留し、33手目▲6六銀で2枚銀を許して▲5五銀右(左)が受けにくい。『中央の厚みで後手陣を押し潰そうとしている』狙いに陥った様だ。

40手目△4五桂は『駒得を活かしながら』という解説の辻褄合わせになるが、銀交換からの▲3四銀を緩和した物だ。36手目△4二玉で△3六歩▲3八金の交換を入れたかったが、今度は桂殺しが効かないので(41手目)▲2七金から歩得を間に合わせた後に▲5五銀を決行されそうだ。

46手目△3七歩成は下駄を預けた印象ながら、△5四同歩で難しい。▲3四銀は△同銀▲同歩△3七歩成で大変なので▲3八金と受けるが、後手に△3七歩成▲同金に△2五桂と絡まれると意外と厄介だ。お互い5筋の銀は相手に取らせたいので、先手は単に▲3八金と受けたかった。

47手目▲4三銀成以下は一気呵成の寄せで、54手目後手△6二玉なら▲6三銀△7一玉▲5三角成△6二銀に、▲5二馬△8三角▲6一馬△同角▲5二金で一手一手となる。▲2六飛と逃げても先手優勢だが、△2八とと取られても詰めろは掛からないので放置して寄せ切りたい所だ。

日本将棋連合?の資金の潤沢さは羨ましいばかりで、新会館建設が未だに進展しない(公社)日本将棋連盟等足下にも及ばない。PP-1000会長の行為がソフト指し教唆かはさて置き、『闘将!拉麺男』の十字拳黒龍を連想したのは私だけかも(CV.大塚周夫氏がご存命であれば……)。

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